「今日の一枚!」

「満天の星空の下富士に雪煙舞う」 (山梨県 忍野村)
Nikon D800E AF-S NIKKOR 70-200mm F4G ED VR F4 30秒 ISO1600
前日からの雪に喜び、夜中から三ツ峠に雪景色の富士を狙うために登山の準備をして出かける。
河口湖に着くと意外なことに、雪は全くなかった。そして、風が強かった。雪は吹き飛ばされて残らなかったのだろう。
登山は中止にして、狙いを変えなくてはならない。
待てよ、まちがえなく雪は降っていた。
富士山の展望が効く場所に出て、とりあえず、バルブ撮影を試みる。
新月なので、露出は苦しかったが、読みどおり、この風の強さで、富士の山頂には雪が舞っていた。
撮影ポイントを、この雪の舞が一番きれいに見えると読んだ忍野村に決めて移動する。
いつもはカメラマンで混むこの場所だが、この日のこの時間は誰もいなかった。
すぐに撮影を開始。夜通しシャッターを切り続けると、満天の星空の下、降ったばかりの雪が、
富士の山頂で天高く渦を巻いて舞っていた。荘厳な富士のドラマに一人感動の夜を過ごした。
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「今日の一枚!」

「紅富士荘厳」 (山梨県 甲州市 大蔵高丸より)
PENTAX67Ⅱ SMC PENTAX67 200mm f4 F22 1/2秒 PL RVP50
私がこれまでに見てきた中で、もっとも荘厳な富士の景色を一枚。
前日は、一日中、湿った雪が降っていた。夜はどこへ行くと決めるでもなく撮影の支度をして家を出る。
真夜中に峠の駐車場に着くと、すぐに登山の支度をして出発する。雪の急登を何度も滑り落ちながら、笹の葉をつかんでは登った。
まだ暗闇に覆われた山頂に着くと、富士は雲海の上にうっすら見えていた。
あたりが次第に明るくなって、様子がわかってくると、あまりに美しい光景に思わず息をのんだ。
全てが雪と氷におおわれた世界。遥か彼方には雲海に浮かぶ富士が悠然と聳えている。
やがて、太陽が富士を照らし、霧氷に覆われた木々を照らして、紅色に染め上げる。
この世のものとは思えない荘厳な世界に、息を殺して祈るような想いでシャッターを切った。
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明けましておめでとうございます!

「剣ヶ峰より昇る金星ダイヤ」 (山梨県 富士ヶ嶺) 2016年1月1日未明撮影
Nikon D800E AF-S NIKKOR 200-500mm F5.6E ED VR F5.6 4秒 ISO3200
明けましておめでとうございます。
昨年中は、のんびりマイペースな更新にもかかわらず、大変お世話になりました。
皆さまからいただいた応援、コメントが、新たな撮影への励みとなり、また原動力となりました。
ありがとうございます。
本年もまだ見ぬ富士の姿を追いかけてまいりたいと思います。
この写真は、元旦の朝、富士山の最高峰である剣ヶ峰(3776m)より昇る金星の姿を撮ったものです。
月明かりに照らされた富士に、金星が、舞い上がる雪煙を照らして、それはそれは神々しい光景でした。
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